2013-04-15 第183回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
我が国の場合も、予備自衛官につきましては、防衛招集から災害派遣等招集までさまざまな任務があるわけでございますけれども、我が国の予備自衛官制度の考え方について申し上げますと、我が国の有事におきましていわゆる正面兵力というものを何倍にも増強させるというようなものでは必ずしもなくて、現在の自衛隊の実力というものを有事においても有効に機能させるということが基本的な考え方となっておるわけでございます。
我が国の場合も、予備自衛官につきましては、防衛招集から災害派遣等招集までさまざまな任務があるわけでございますけれども、我が国の予備自衛官制度の考え方について申し上げますと、我が国の有事におきましていわゆる正面兵力というものを何倍にも増強させるというようなものでは必ずしもなくて、現在の自衛隊の実力というものを有事においても有効に機能させるということが基本的な考え方となっておるわけでございます。
中期防におきましては、継戦能力の向上あるいは訓練等に必要な弾薬の備蓄を推進する、いわゆる正面兵力を備えてもそれに必要な弾薬等が補完されていないというような状態をなくすために、今のような必要な弾薬の備蓄を推進することとしておりまして、このための弾薬保有能力を向上する必要があるということで、全国各基地で弾薬貯蔵所を整備してきているところでございます。
諸外国の予備役制度は、ただいま先生も御指摘になられましたように、有事におきますいわゆる正面兵力を何倍にも増強させる、何倍にもということの表現が正しいかどうかは別といたしまして、現実には平時に持っております兵力と軍人の数と同等もしくはそれ以上の員数を保有するという例がほとんどだと思いますが、それはその国の防衛構想とか兵役制度等に応じた形になっているわけでございます。
したがって、昨年決定されました中期五カ年計画におきましても、いわゆる正面兵力といいますか、直接侵略時に行動する部隊のための各種装備のほかに、直接侵略にももちろん重要でありますが、平時もなおやはり重要である通信機能であるとかあるいは情報収集機能であるとか、その種のものについて、ある意味では従来の中業と言われた時代、正面の整備を急がされておった時代に比べると、よりそういった、後方と言うのが適当かどうかわかりませんが
各国の予備役制度というのは、日ごろからその予備役を充当してつくるべき正面兵力というものを幅広くつくるための装備等を用意しておりまして、予備役を投入することによって平時編成の現役でつくられる部隊の数倍の部隊を編成するというような形で考えられていると思います。
実は問題は、さきに政府が決定した中期防衛力整備計画を一〇〇%達成したとしても、十八兆四千億の総予算額、ソ連の能力の増強、日本の地政学的地位等を勘案すると、正面兵力のほか特に即応体制、継戦能力、抗堪性、通信情報能力、訓練面等になお多くの欠陥を包蔵しているという事実を指摘せざるを得ないということである。
これは今までいろいろな軍隊、正面兵力、非常に重視しております。今まではそうでしょう。しかし、今はそういうものよりさらに実際の科学技術の水準がはるかに相手をリードしておる。これが手も足も出ない。昔の剣道で言えば、剣道の名人に対して素人がかかるような格好。刀も抜かない、何にもしないでも勝つ。勝つのじゃない、負けないのです。
今、防衛局長からお話がありましたように、正面兵力の近代化の問題と同時に、即応態勢、抗堪性、継戦能力を防衛庁は重要な柱としてやっておられるわけです。即応態勢についても努力しておられることは、私はよく承知しております。ことしの予算でも、特に従来問題になっておりました魚雷、機雷、こういうものの運河管理のための施策が推進をされておりますし、ミサイル関係についても航空自衛隊でやはり前進を見ておるわけです。
ところが、ことしの予算、去年、ことしと二年度目に五六中業が入ったわけですが、この計画大綱の水準の達成状況を見ますと、正面兵力に予算的には一番重点を置いていますが、これも今のペースでいくと三年ぐらいはおくれるのじゃないだろうか。それから特に継戦能力、即応態勢、抗堪性、これを見てみますと、これは最初から一%の枠という規制があったために目標の設定そのものも大変低い。
しかもその正面兵力さえも完全には達成できるようにはなっておらないことは御報告のとおりであります。 率直に言いまして、私はこれでは時期的にも能力的にもいわゆる一九八〇年代の危機に対応して日本の平和と安全を確保することはほとんど不可能じゃないか、したがって、大坪議員からも御意見がありましたが、いまに及んでなお一%の枠論のごときは論外じゃないかと、このように思っておる一人であります。
直接戦力といいますか、正面兵力の問題よりも情報活動でもってわが国の立場というものを――協力をするならそういうふうなこともできるんじゃないかと私は考えておるんですが、そういうこととの関連がどうも今度のことに関連して出てきそうな気がしてしようがないんです。 まあその問題はそれだけにしまして、今度は北太平洋の防衛について最近いろいろと問題になっておるわけですね。
ですから、正面兵力を非常に多くして日本を独自で守るんだというんだったら、ソビエトと同じ、あるいはアメリカと同じぐらいの兵力を持たないといけないわけですね。それができないから、じゃ自由社会でまとまろうということだろうと思うんですが、いずれにしてもどんどんエスカレートしていきますからこれはもう対処できない問題になってくるんじゃないか、こういうふうに私考えています。 それでは日本は何ができるか。
それから二番目は、正面兵力だけではなくていわゆる抗たん性と申しますかあるいは継戦能力、そういうものについて自衛隊は非常に弱点がある。たとえて申しますと、抗たん性について申しますと、飛行場に飛行機が裸で並んでいるということでございますと大変弱いわけでございます。やはり掩体をつくるというような、そういうことをしなければならぬというようなこと。
○竹岡政府委員 自衛隊法あるいは防衛庁設置法ができまして相当に年月がたっておるわけでございますけれども、いま防衛庁あるいは自衛隊としましては、正面兵力の整備等をだんだん進めてまいりまして、現在御承知のとおり、基盤的防衛力ということでいっておりますが、あわせて、いざというときに真に戦える態勢、本当に戦えるのだろうかということにつきまして、もう少し内部的ないろいろな改革が要るのじゃなかろうかということで
そういう中で、基盤的防衛力というのは、平時におきまして十分な警戒態勢をとりながら、有事の際には小規模の限定された侵攻に対して防御できるということを目指してやっておるわけでございまして、正面兵力につきましては、別表でお示しいたしましたような勢力というものを考えているわけでございます。
私ども四次防のときにも、そういった面につきまして一つの柱ということで努力してまいりましたけれども、いわゆる正面兵力の近代化というものにきわめて多くの費用がかかります。
その過程におきましてどうしても重視されましたのは、正面兵力ということでございました。したがいまして、限られた予算の中でこれを配分いたしますときに、どうしても、いわゆる後方支援能力とか、いま先生がおっしゃいました抗たん能力、抗たん性といいますか、そういうものの手当てというものが必ずしも十分ではなかったという反省がございます。
まず第一に、新しい防衛計画の大綱で、特に現在持っておるところの正面兵力、これを質的に改善するが、同時に、いざという場合に有効性のあるものにするのだと、そこで、抗たん性をふやさなきゃいけない、このようなことが非常に強調されておるように私は思うわけでありますが、したがって、この抗たん性施策というのが新しい防衛計画の大綱におけるところの一つの柱、とまでは言えないかもしれません。
要は、問題は、いままでの四次防というのは正面兵力の兵器調達計画であった。その中でこれこれまではつくったが、あとはつくらなかった。この基盤防衛力構想で本年度の予算を国民にお願いするに当たって、それをこの予算で入れておるのか、それとも、もうそれはなくして、新しい構想に立つ船や航空機のお願いをしておるのかということを国民は知りたいから、一番の責任者であるあなたはどっちの観点に立っておられるのか。
それから、装備関係といいますか、あるいは防衛の今後の方向と申しますか、そういうことにお触れになっての御質問だったと思いますが、特に後方支援体制や老朽化をどうやるかという、どういうふうに補充していくかという御質問でございますが、特に私といたしましては、今後の防衛力の整備につきましては、正面兵力の増大よりも質的な向上がこの後方支援その他にあるというふうに考えております。
だから人的な基盤というのは、先ほど抗たん性とか補給とかということを考える場合に、正面兵力だけではだめなんだ、こう言うのですが、人の面においては、その正面に立つ兵器に取りつく人間だけが日本の防衛の問題だとお考えのようでございますね。そうなんでしょうか。
御説明を伺っていると、何か自衛隊の持っている兵力が動いていく場合、それが機能していく場合、その機能が十分に発揮できないような状態であったから防衛体制が確立されていない、こういうことでございますが、私どもは自衛隊の正面兵力だけの問題ではなく、その他たくさんの点において、わが国全体の安全保障体制というか防御体制というか、それがいわばあちこち穴がありまして、動くに至っていない。
しかしながら、そういったいわば正面兵力と申しますか、主要な装備についてはきまっておりまするので、来年度の事業計画としましては、できるだけ着実な、そして内容を充実する、また後方部門の整備といったようなところに重点を置く、そうしてまた本年度も二法案で増員をお願いする予定になっておりますけれども、最近の募集事情の非常に窮屈な情勢も反映いたしまして、増員はできるだけ極力落としてまいりたいというような構想で考
そして正面兵力は三次防の二・四倍です。単なる三次防の延長じゃないのですよ。予算も御承知のとおり二倍になっておる。そして新鋭装備は、量的には一応スローダウンしておるけれども、それは五次防に引き継ぎさえすればいいのですよ。五次防で復活すればいいのです。質的にはちっとも変わらない。いいですか、結局、装備を更改するという、兵器近代化という名によって質的に装備を強化しているのです、あなた方は。
実際の正面兵力は一兆一千億である。しかも、総理が本会議で言っておられましたように、発展途上国にGNPの一%程度は協力や援助をしていこうというときに、いま日本の安全保障料が、GNPの一%に満たない、〇・八%程度であるということは、これはどうしても必要な経費であると私は思います。
装備費は五カ年計画で一兆一千億程度、すなわち正面兵力は一兆円をわずかに上回る程度です。これを五年間に分けますから、正面兵力は、古くなったものを新しくするものを含んでせいぜい二千億程度でしかないと言われておりますが、防衛庁長官、この間の数字的経緯を、国民によくわかるように御説明願いたいと思います。